
基本知識
基本知識として、看板にも寿命があることをご理解ください。
当社の看板の表示面は以下のような構造で作られています。アルミ複合版という板をベースにします。デザインを、巨大なプリンターで巨大なシールとして出力後、さらにラミネートと呼ばれる紫外線と雨よけの透明フィルムで覆います。出来上がった巨大シールを、職人が板に張り付け、「看板面」となります。
ラミネートしていない粗悪なものをたまに見かけますが、あっという間に色が退色します。(短期間の掲出や室内掲出の場合を除きます)耐久性は、各メーカー最長約3〜5年と発表しているところが多く、日向より、日陰の方がもちが良く、環境が合えば10年ぐらいきれいな状態が保てます。
看板の枠や骨や支柱部分は、亜鉛メッキ、鉄、木材が使われていることが多く、これらは、経年劣化によって、錆びたり朽ちたりしていきます。定期メンテナンスで部材を変えたり、補修したりしながら保っていくのが一般的です。メンテナンスを怠ると、落下の原因や倒壊のおそれがあるので注意してください。近年の暴風や台風で多くの被害もでています。
色と写真の話
紫外線に弱いインクの色があります。黄色です。人物写真でいうと肌色です。たまに、ところどころ文字がなくなっていたり、人物が幽霊のようになっている看板がありますが、これらは付着したインクが色褪せた為です。
また、看板面も徐々に黄変していきます。こうなってくると、看板の鮮度はガタ落ちです。
いつも、きれいな状態を保つためには、3〜5年に1度づつの張替とメンテナンスです。
看板の鮮度
技術が上がり、看板の出力物は非常に美しいものに進化しました。発色や表現技術の美しさなど、最近の技術には驚かされます。しかしいくら気を付けていても、経年劣化はさけられません。劣化した状態の看板を掲出し続けると、店のイメージ自体が劣化したように、刷り込まれていきます。鮮度の高い状態を保つことが、好印象につながります。是非、掲出しっぱなしにならぬようお気を付けください。
看板には鮮度があり、メンテナンスで寿命も延びるというお話をしました。それでは、次の項目では資金についてお話しましょう。