看板の役割を決める
いざ看板を製作する時。どういうものを作ればいいのか?どれが適当なものなのか?悩む方が多いようです。そんな時は、「看板の役割を明確にする」と良いでしょう。看板は大きく5つの役割に分類できますよ。この動画は、もう6年たったクリニックのメンテナンスの話なのですが、後半に制作例がたくさんでてきます。参考になると思いますので是非ご覧ください。(2分30秒の動画です)
- 表札(いわゆる屋号表示)
- 目的告知(トイレや公園、何屋か知らせる、目玉商品表示など)
- 誘導(1M先右折など)
- 瞬発的な告知(セール)
- 宣伝や認知度アップ(駅前やホーム、電車内)
何の目的で看板製作するかで、サイズや形がおおよそ決まっています。例えば…
- 表札→ファサード看板・独立看板
- 目的告知→ファサード看板・独立看板
- 誘導→プレート看板・野立て看板
- 瞬発的な告知→のぼり・ステ看
- 宣伝や認知度アップ→駅改札口看板・駅ホーム・駅前看板・ビルの屋上設置看板・渋滞になりやすい交差点の貸看板 など
心をつかむ表示内容
制作物が決まったら、次に大切なのは第一印象と掲載内容です。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、「第一印象は3〜5秒で決まる。」と言っています。驚きましたか?見た目はとっても大事なのです。
掲出内容が「3〜5秒で、心をつかむ内容になっている!」これがポイントなのです。例えば…
「おいしそうなお蕎麦屋さん」
「よさそげな歯医者」
「おしゃれっぽい美容室」
「そそられる居酒屋」
「かわいい洋服屋」
などなど。
こう感じるのは、3〜5秒の見た目で決まってしまうというのですから、デザインはあなどれませんね。文字の大きさや文字数も考慮しましょう。パッと見でキャッチフレーズを付けたくなる。そんな雰囲気づくりを目指しましょう。
視認性を意識して
視認性という言葉は、あまり耳にしないかもしれませんが、看板業界では良く使う言葉です。
視認性とは、「目で見たときの見やすさ」のこと。 視認性が高いということは、さまざまな意味で見やすいということになります。 視認性を高くするには、「背景色と文字色の組み合わせを考える」、「見やすい大きさの文字を配置する」「文字数のバランス」などがあります。歩行者目線、ドライバー目線で視認性を考え、デザイン、文字数、文字サイズ、設置場所を意識して決めていきましょう。デザインの役割が重要ということがお判りいただけたかと思います。次は現地の確認作業についてお話したいと思います。