「色」は可視光線が目から入り脳で起こる色知覚を示す言葉です。色合いや明るさ、あざやかさなどの違いによって見る人に感情を想起させたり、装飾に使われる他、情報の分類や強調、動作指示、状態を表現することができます。例えば、教科書、会議の重要資料、天気予報地図、電車案内図、避難経路図、家電製品のLEDなどをみてもたくさんの色が組み合わされて使用されています。
人間の生まれつきの色の感じ方(色覚)は、大きく5つの型(タイプ)に分けることができそれぞれの色覚型には色の感じ方に異なる特徴があります。また色覚は病気や老いによって変わることもあります。
こうした人間の色覚の多様性に対応し、より多くの人に利用しやすい配色を行った製品や施設・建築物、環境、サービス、情報を提供するという考え方を「カラーユニバーサルデザイン(略称CUD)」と呼びます。